末梢血幹細胞移植(PBSCT) ( peripheral blood stemcell transplantation )
白血病や悪性リンパ腫などの治療を目的として、ヒトの末梢血(まっしょうけつ=手足など末梢部位を流れている血液)に存在する幹細胞を用いて、白血球などの血液細胞を作り出して骨髄移植を行うこと。幹細胞というのは骨髄で血球を作り出している基礎細胞のことです。現在では、この幹細胞から作られた心筋が働くことが動物実験上で確かめられるなど、幹細胞には喪われた臓器や器官の機能を代替する臓器移植のうえで、多くの新しい可能性があることがわかってきました。幹細胞には受精卵(胚)から取り出して培養した「ES細胞」と、おとなの体細胞から取り出して培養した「体性幹細胞」があります。このES細胞を用いて、いま実験的に行われているものに、ドーパミンという神経細胞が喪われて起こるパーキンソン病への治療応用があります。また、同様に神経細胞は脊髄損傷の治療にも有効であることもわかっています。なお、このような幹細胞を利用して、新しい組織や臓器作り出そうという医学のことを「再生医学」といいます。
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