再発・難治性ホジキンリンパ腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 00:59 UTC 版)
「ホジキンリンパ腫」の記事における「再発・難治性ホジキンリンパ腫」の解説
ブレンツキシマブベドチン、ニボルマブ、ペムブロリズマブの有効性が示されている。その他に非ホジキンリンパ腫の再発・難治例に用いられる治療法(ESHAP療法など)が用いられる。若年者であれば大量化学療法併用自己末梢血幹細胞移植も選択肢として挙げられる。 日本では2014年1月に(CD30陽性の)再発・難治性ホジキンリンパ腫に対しての治療薬としてブレンツキシマブ ベドチンが製造認可された。海外での第II相試験(SG035-0003試験)の結果は奏効率75%であった。 腫瘍細胞は、T細胞の免疫反応にブレーキをかけるPD-1リガンド(PD-L1)の産生が亢進しており、免疫による排除を回避している。抗PD-1抗体であるニボルマブは、再発・難治性Hodgkinリンパ腫を対象とした第II相試験では、全奏効率87%, 完全寛解率13%, 24週時点での無増悪生存率86%と高い治療効果が認められた。2016年12月、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫に対してニボルマブが適応承認されている。
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