Multimedia Fusion 2とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Multimedia Fusion 2の意味・解説 

Multimedia Fusion 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/11 13:00 UTC 版)

Multimedia Fusion 2
開発元 Clickteam
対応OS Windows 7(32/64bit版)/ Windows Vista(32/64bit版)/XP(32bit版)/Windows 98
対応言語 日本語・英語・フランス語
テンプレートを表示

Multimedia Fusion 2は仏Clickteamが開発した2Dゲーム作成を得意とするマルチメディアオーサリングツール。対応言語で区別すると英語版とフランス語版そして日本語版、3種類の製品がある。日本の販売代理店が取り扱う製品はこの内の日本語版のみである。正式名称から頭文字だけを取り出し組み合わせた"MMF2"が、通称としては広く普及している。

MMFシリーズは英語版が海外ではすでに発売されていたが、日本では正規の販売取り扱いが無かった。またこれらは元来Unicodeに標準では対応できていない製品だったため、日本語環境で利用する際に文字の表示などに問題を残していた。2009年12月から日本販売代理店として株式会社DEGICAが"MMF2日本語版"の取り扱いを開始したが、これは単に英語版を日本語ローカライズした製品ではなく、Unicodeに対応していない英語版MMF2を元に標準でUnicode対応が施された日本語版であり、先行して海外で販売されていた英語版・フランス語版MMF2とは別製品として扱われておりファイルの互換性も不完全である。2012年から日本語版MMF2は株式会社サイバーフロントも販売取り扱いを開始。

ユニコードパッチを別途購入することで英語版MMF2でもユニコードには対応可能だが、GPU(ビデオカードなど)によるグラフィックス描画支援機能であるHWA(ハードウェアアクセラレーション)がユニコードには非対応で、ユニコード版はCPUを使ったソフトウェア描画(スタンダード)しか選択できないため、英語版・フランス語版MMF2との機能比較ではグラフィックス描画機能等が格段に劣っている。

概要

プログラミングのいらないゲーム作成ツールである。アクション、シューティング、RPG、スポーツ、パズル、アドベンチャーなど、多くのジャンルのゲームを作ることができる。

主な手順は、ストーリーボードエディタでアプリケーションにフレームを追加し、フレームエディタでフレームにオブジェクトを配置し、イベントエディタでそのオブジェクトに対するイベントを設定する。

エディタ

ストーリーボードエディタ

ストーリーボードエディタで、フレームの作成・編集を行う。フレームとは、アプリケーションに含まれる個々の画面のことである。例えば、「タイトル画面」「ゲーム画面」「ハイスコアテーブル」などが、フレームとなる。

フレームエディタ

フレームエディタで、アプリケーションのフレームの内容を編集する。フレームにはオブジェクトが配置できる。オブジェクトとは、フレームに含まれる項目のことである。例えば、ボール、プレイヤーキャラクターのアクティブオブジェクトなどがある。

ピクチャ/アニメーションエディタ

ピクチャエディタで、背景オブジェクトやその他画像を持つオブジェクトの内容を編集することができる。

アニメーションエディタで、アクティブオブジェクトのアニメーションを編集することができる。

イベントエディタ

イベントエディタで、フレーム内のオブジェクトに動きを与えるイベントを表形式で作成、編集する。イベントとは、1つ以上の条件と、1つ以上のアクションの組み合わせである。

イベントリストエディタ

イベントリストエディタは、イベントをリストとして表示する。

外部リンク


「Multimedia Fusion 2」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Multimedia Fusion 2」の関連用語

Multimedia Fusion 2のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Multimedia Fusion 2のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMultimedia Fusion 2 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS