MERY閉鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/11 07:07 UTC 版)
MERYの記事には盗用があるという批判があり、ディー・エヌ・エーの法務部門はMERYの買収時に著作権違反についての警告をしていた。中川は著作権侵害について、「初期にはそういうことがあったかもしれないが、今は日々数百万人のユーザーを幸せにしているサービスを作れていることに誇りを持っている」と答えたといわれる。2016年冬に、ディー・エヌ・エーが運営する「WELQ」などのキュレーションサイトに他サイトからの盗用を推奨していると取れるマニュアルがあったことが明らかになり、12月1日にWELQ、iemoを含む9サイトが閉鎖。この段階ではペロリが運営するMERYは「そのような運営は行っていないと確認できた」として唯一継続していた。MERYでも無断転用の疑いがある記事の削除が進み、一部の記事だけが削除されるはずが、実際には8割の記事が非公開化されたことが後でわかり、ディー・エヌ・エーは12月5日にMERYの公開も停止。ディー・エヌ・エー経営陣は謝罪会見を行った。 MERYの閉鎖を惜しむユーザーも多く、メリーロスという言葉も生まれた。 2017年3月のディー・エヌ・エーの会見、第三者委員会の報告で相当なコンプライアンス違反があったことが公表され、直接の事業責任者のひとりである中川は株式会社ペロリの社長を辞任した。調査では社長の守安功が現場に相談なく高い数値目標を掲げていたことも指摘されており、ディー・エヌ・エー会長の南場智子は、中川とキュレーション事業責任者の村田マリは誠心誠意事業に打ち込んでおり悪徳なことを考えていたわけではないとし、「この2人の有能な若者を正しく導けなかったディー・エヌ・エーの責任は極めて重い」と述べた。
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