MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(2012年-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 09:09 UTC 版)
「ヒトコロナウイルス」の記事における「MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(2012年-)」の解説
詳細は「中東呼吸器症候群」および「MERSコロナウイルス」を参照 2012年に発見されたMERSコロナウイルス (MERS-CoV) はヒトコブラクダを感染源として、ヒトに感染すると重症肺炎を引き起こす。2012年9月 - 2020年1月現在流行中。 2013年5月15日、世界保健機関 (WHO) は患者が入院したサウジアラビアの病院の2人(看護婦と医療関係者)への「ヒト-ヒト感染」が初めて確認されたと発表した。2015年韓国でのアウトブレイクでは186人が感染し、36人が死亡した。2019年にもサウジアラビアで14人が感染し、5人が死亡した。 WHOによれば2019年11月までに診断確定患者は2494人、死者858人、約27ヶ国に感染例が波及している。特別な治療法やワクチンはない。 潜伏期間:2-14日。 BSL3施設で扱い、感染症法で二類感染症、三種病原体。
※この「MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(2012年-)」の解説は、「ヒトコロナウイルス」の解説の一部です。
「MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(2012年-)」を含む「ヒトコロナウイルス」の記事については、「ヒトコロナウイルス」の概要を参照ください。
- MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群のページへのリンク