MDチェンジャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:50 UTC 版)
「チェンジャーデッキ」の記事における「MDチェンジャー」の解説
MDを複数枚連装して、長時間の連続演奏・録音や複数枚にわたるプログラム再生が可能である。ディスク交換中は再生・録音とも途切れが発生するが、メモリーに数秒先までの情報をストックできることを利用して、演奏及び録音終了の数秒~数十秒前からディスク交換を開始して、音声の途切れを可能な限り減少させた機種も存在した。 1996年にソニーが発売した「DHC-MD99」で5連装タイプが採用されたのが始まりといわれ、以後ハイエンド - ミドルクラスのミニコンポに3 - 5連装タイプが採用されてきた。ケンウッドやソニーからは、MDチェンジャーをダブルで搭載したコンポも登場した。一方で日本ビクターはラジカセタイプにも採用した。後にカーオーディオにも搭載された。 MDチェンジャーはそれなりの人気を集めてはいたが、2000年にMDLPが採用されると採用機種は減少し、同年にパナソニックが発売した「SC-PM75MD」が最終機種となっている。家庭用はソニーの「CMT-PX7」が唯一のMDLP対応MDチェンジャー搭載機である。カーオーディオも販売はされているが、CDチェンジャーと同じくデジタルオーディオプレーヤーやカーナビゲーションに押され気味である。
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