M30 (天体)とは? わかりやすく解説

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M30 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/10 09:21 UTC 版)

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M30
仮符号・別名 NGC 7099[1]
星座 やぎ座
視等級 (V) 7.10[1]
視直径 12.0'[2]
分類 球状星団[1]
発見
発見日 1764年8月3日[2]
発見者 シャルル・メシエ[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 21h 40m 22.12s[1]
赤緯 (Dec, δ) -23° 10′ 47.5″[1]
赤方偏移 -0.000615[1]
視線速度 (Rv) -184.3 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -0.61 ミリ秒/年[1]
赤緯: -7.28 ミリ秒/年[1]
距離 26,000光年[2](約8.0kpc)
M30の位置
別名称
別名称
Mel 237
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 21h 40m 22.12s, −23° 10′ 47.5″

M30 (NGC 7099) は、やぎ座にある球状星団

概要

明るく双眼鏡でまるく小さな星雲状に見える。中心部が明るく密集しており、周辺が5'ほど拡散している。周辺の微星の見え方は、フェーレンベルクは「10cmの160倍で周辺の微星が見える」としたが、マラスは「10cm屈折望遠鏡で外側が不規則で微星が見えるが、条件が悪いと見えない。12.5cmならばいつでも見える」とした。口径20cmからは周辺にかなりの微星と星の流れが見えてくる。中心部が南にかたよっていて、北側に3本の角のような星の流れが見えるが、その星の流れは長時間露出をした写真では、はっきりとは確認できないという。

M15と同様に、中心部分が密集して、星の重力の相互作用で中心部が崩壊しているとも思われている。

観測史

1764年8月3日にシャルル・メシエによって発見された。メシエは「41番星に近い星雲で、3.5フィートの望遠鏡でどうにか見える」としている[3]。1783年にウィリアム・ハーシェルは「2つの星の流れがあり、4~5個の星がその流れの中にあるが、おそらく星団に属しているのだろう」として、星雲ではなく星団として捉えた[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M30. 2016年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c d Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2007年8月21日). “Messier Object 30”. SEDS. 2016年3月15日閲覧。
  3. ^ a b Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月22日). “Messier 30 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月15日閲覧。



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