LV75
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 22:23 UTC 版)
ボルボ初となるキャブオーバー(COE)形状を採用したトラックであるLV75を発売。世界的な流行として、従来のボンネット型(コンベーショナル)からキャブオーバーに移行しており、1896年代はキャブオーバーが主流であった。アメリカでは州間高速道路の全長規制によりキャビン全長を短縮することでトレーラー全長を稼ぐため挙って製造が行われ、欧州ではトラックが増えたうえ、元来の道路事情の悪さからトラックの車両総重量(GVW)に関する厳しい規制が導入され始めたことで、車軸圧を許容範囲内に収める必要に迫られている。そこで、前輪の車軸よりも前にエンジンを配置するボンネット形状を止め、重量をホイールベース間に均等に配分することができるキャブオーバーの開発を行っており、開発された「LV75」はアムステルダム・モーターショーに於いて発表が行われている。LV75はごみ収集車などボンネットが障害となる特殊車両の分野で人気を博している。しかし、最も利用されたのは地方で運行する路線バス用途であった。その後、バスは再びコンベーショナル形状へと回帰している。
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