にがな (苦菜)
●わが国の各地をはじめ朝鮮半島、中国それにモンゴルに分布しています。山地や野原にふつうに生え、高さは20~50センチになります。葉は広披針形から倒卵状長楕円形で互生します。根生葉には長い葉柄があり、茎葉の基部は丸くはりだして茎を抱きます。5月から7月ごろ、茎の先端に集散花序をつけ、黄色い花を咲かせます。舌状花はふつう5弁か6弁ですが、7~11弁のものは「ハナニガナ(花苦菜)」と呼ばれます。中国では赤ん坊が生まれたとき、授乳の前に「五味(酸・苦・甘・辛・鹹)」をまず教えるそうです。そのときの「苦味」に使われるのが、「ニガナ」のジュース。朝鮮ではキムチにもするそうです。
●キク科ニガナ属の多年草で、学名は Ixeris dentata。英名は Korean lettuce。
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