にが‐な【苦菜】
尒加奈
苦菜
苦菜
黄瓜菜
黄瓜菜
ニガナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/11 14:00 UTC 版)
ニガナ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
||||||||||||||||||||||||
分類(クロンキスト体系) | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Ixeris dentata | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ニガナ |
ニガナ(苦菜、黄瓜菜[1]、学名:Ixeris dentata)は、キク科の多年草である。
概要
野原、林縁、土手の日当たりのよい場所にごく普通に生える多年草で[2]、日本全土、東アジアの温帯〜亜熱帯に分布する。高さ約40〜70cmで、茎は上部が枝分れする。葉や茎にある白い乳液の苦味が、和名の由来になっている[3][4]。根出葉は柄が長く、茎葉は基部が茎を抱き、下のものほど細長い。5〜7月に、黄色の5弁花に見える舌状花を5〜7個もつ頭花を散状に開く。雄蕊は筒状に合着し、先が二つに分かれた雌蕊を抱く。
なお、沖縄料理で野菜として利用する「ニガナ」(ンジャナ)は、ホソバワダンという同科別属になる[5]。
変種
- タカネニガナ Ixeris dentata var. alpicola
- クモマニガナ Ixeris dentata var. kimurana
- シロバナニガナ Ixeris dentata var. albiflora
- ハナニガナ(オオバナニガナ)Ixeris dentata var. amplifolia
脚注
- ^ 木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(1287ページ)
- ^ “ニガナ(苦菜)(キク科 ニガナ属)”. 野田市ホームページ (2021年5月21日). 2025年3月11日閲覧。
- ^ 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0。 p.85
- ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、74頁。
- ^ “沖縄の伝統野菜「ニガナ」:古来より伝わる健康の秘訣”. おんなの駅「なかゆくい市場」 (2024年3月11日). 2025年3月11日閲覧。
ギャラリー
外部リンク
- 数種の野生草花の種子発芽に及ぼす貯蔵条件および 発芽時の温度と光の影響 - 造園雑誌52(5),1989
「ニガナ」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- ニガナのページへのリンク