KEKB加速器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:13 UTC 版)
KEKB加速器は、電子・陽電子非対称エネルギーの円形衝突加速器である。加速器の建設には1995年7月に一連の実験が完了したトリスタン実験装置のトンネルが再利用された。費用は380億円で、1998年度に完成し、運用を開始した。 8.0ギガ電子ボルトの電子と、3.5ギガ電子ボルトの陽電子用に、周長3キロの加速器リングが2つ設置されている。電子・陽電子衝突によりUpsilon(4S)中間子を経由して、B中間子と反B中間子の対が生成される。CP対称性の破れの測定感度を高めるため、高輝度における電子・陽電子衝突を実現させ、より大量のB中間子を生成できるように設計が行われた。現在は毎秒10個以上のB中間子・反B中間子対が生成されている。 また、非対称エネルギーによる電子・陽電子衝突により、生成されたB中間子をローレンツブーストし、崩壊するまでに 0.2 mm 程度飛行させる。この現象を利用してB中間子・反B中間子の崩壊の様子を時間依存性も含めて詳細に調べることが可能となった。
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