JANコードの規格・構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 22:48 UTC 版)
「EANコード」の記事における「JANコードの規格・構成」の解説
規格的には、WPC(World Product Code)と呼ばれるコード体系に属し、欧州等で規格化され利用されている「EANコード(イアンコード)」や、これに先立って米国で規格化され、主に北米で使用されている「UPCコード(英語版)」などと互換性がある。JANコードは「JIS B 9550 共通商品コード用バーコードシンボル」として、1978年に標準化され、1987年のX(情報処理)部門の新設に伴い、JIS X 0501となった。 JANコードは、UPCコードを参考に規格化されたEANコードをベースに規格化されたため、UPCコードに対しては上位互換となっており、日本のほとんどのPOSシステムでUPCを利用することが可能である。しかし、UPCのみに対応した北米で利用されるPOSシステムではJAN/EANを利用することはできない。これは、13桁または8桁で構成されるJAN/EANに対し、UPCが12桁または8桁で構成されるためである。8桁のコードもUPCとJAN/EANとは互換性がない。そのため、対象国を限定しない商品にはUPCのみか、UPCとEANの両方が記されている商品もある。 ※EAN対応として13桁での読取、利用を可能としている装置の場合は問題ない。 なお、2005年からUPCがEAN/JANと同じコード体系に移行することが決まっており、国コードの10〜13が米国、カナダに割り当てられている。 ※2004年6月1日発売分の雑誌から雑誌バーコード体系が変更になったのは、UPCの体系変更に伴い、これまで雑誌バーコードで利用していた“10”および“11”が利用できなくなったためである。新雑誌バーコードは“491”で始まる13桁にアドオンコード5桁を追加した合計18桁で構成されている。これもJANコード体系に沿ったものである。
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