IMF(国際通貨基金)・WB(世界銀行)主導の急速な市場経済化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:57 UTC 版)
「モルドバ」の記事における「IMF(国際通貨基金)・WB(世界銀行)主導の急速な市場経済化」の解説
モルドバはソ連から独立したが、現在の貧困や過疎化等から国民の中には「ソ連時代の方がまだ良かった」と発言する人まで増えている状態である。さらに政党も共産党が旧ソ連圏の中で初めての第一党となり、市場経済移行に逆行していたことが原因で国内は混乱と混沌に満ちた状況が、同政党の失墜する2009年まで続いた。 国際通貨基金(IMF)と世界銀行(WB)は国際収支の改善、インフレーションの安定を目的とする政策を掲げているが、それに対し、国際連合児童基金(ユニセフ)は「ヒトを無視した改革は真の貧困解決ではない」と反論している。加えて「エイズ患者の増加や相次ぐ人身売買の送り出し国の現状の解決のためにも貧困の解決は急務だが、IMFの方法は失業率を悪化させ、新たな貧困を生むので良くない」と批判している。 現在IMFはアメリカ寄りである。そしてモルドバ最大の経済援助国は 1位アメリカ、2位ドイツ、3位オランダ、4位日本となっている。
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