IBM POWERファミリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 06:57 UTC 版)
「同時マルチスレッディング」の記事における「IBM POWERファミリ」の解説
2004年5月に発表されたIBMのPOWER5はデュアルコアプロセッサで、それぞれのコアに2スレッドのSMTエンジンが組み込まれている。IBMの実装はそれ以前の実装と比較してより洗練されており、異なるスレッドに優先度を与えることや、SMTが性能向上をもたらさないタイプのワークロードをより効率的に処理するため動的にSMTエンジンをオン・オフすることが可能となっている。 2005年に発売されたマイクロソフトのゲーム機Xbox 360のCPUには、PowerPCベースの対称型3コアプロセッサXenonが採用されており、2-way SMTにより最大6つのハードウェアスレッドをサポートする。 2006年に発売されたソニーのゲーム機PlayStation 3のCPUには、PowerPC 970互換のプロセッサが採用されており、2-way SMTをサポートする。 2010年2月に発表されたIBMのPOWER7では、それぞれのコアで同時実行可能なスレッド数が4へと倍増されている。また2013年8月には同時8スレッドが実行可能なPOWER8を発表している。
※この「IBM POWERファミリ」の解説は、「同時マルチスレッディング」の解説の一部です。
「IBM POWERファミリ」を含む「同時マルチスレッディング」の記事については、「同時マルチスレッディング」の概要を参照ください。
- IBM POWERファミリのページへのリンク