GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト
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GREEN TOKYOガンダムプロジェクト(グリーンとうきょうガンダムプロジェクト)とは、2009年7月11日から同年8月31日までの期間、お台場の潮風公園(東京都品川区東八潮一・二番)内の太陽の広場で実施されたPRイベントである。2009年度グッドデザイン金賞を受賞[1]。
概要
行政・都民・企業が一体化して緑あふれる都市再生と魅力あふれるまちづくりをテーマにメッセージを発信していくことを目的に実施された。プロジェクトではガンダムが“緑あふれる都市東京の再生”のシンボルキャラクターとして起用され、バンダイナムコグループが『機動戦士ガンダム』テレビアニメ放映30周年(当時)で始動した『機動戦士ガンダム30周年プロジェクト』の一環として世界初の実物大ガンダム立像を製作して設置された[2][3][4]。
また2016東京オリンピック・パラリンピックの開催招致PRを兼ねており、8月1日より公開終了まで、左肩部分のホワイトベースのロゴがオリンピック招致ロゴに変更された[5][6]。
開催前日の7月10日夜にオープニングセレモニーが開催され、「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」実行委員会会長の尾田俊雄、東京都副知事の菅原秀夫、株式会社バンダイナムコホールディングス代表取締役社長の石川祝男(いずれも当時)、『機動戦士ガンダム』総監督の富野由悠季、主人公アムロ・レイ役の声優である古谷徹、特別ゲストでガンダムファンとして知られるGACKTが登場し、古谷徹が開会宣言を行なった[7][8][9]。
開催当日の2009年7月11日付『読売新聞』朝刊には「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト実行委員会」による一面広告「ガンダム台場に立つ!!」が掲載された[10]。
公式テーマソングにはDEPAPEPEの「beautiful wind(ビューティフル・ウィンド)」が採用され、イベント期間中は会場内のBGMとして使用された[11]。
期間内来場者は、当初予想の150万人を大幅に上回り、8月10日に200万人を突破、8月13日までに230万1000人が訪問し[4]、最終的に約415万2000人の来場があり[12]、同時期の開催で不振だった横浜市の開国博Y150と比較対象的に報じるメディアも多かった。
全長18mの実物大ガンダム立像「RG1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th」は、2010年7月開催の『模型の世界首都 静岡ホビーフェア』で「RG1/1 RX-78-2 ガンダム」として静岡県静岡市に設置され、2012年4月に「RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.GFT」が「TOKYO ガンダムプロジェクト」の一環としてお台場のダイバーシティ東京に設置された[13]。
主なプログラム
- 1/1実物大ガンダム(RX-78-2 ガンダム Ver.G30th)立像の建設および設置(制作:乃村工藝社)
- 協賛社・東京都関連出展
- 飲食サービス
- 記念品販売
- Light×Music Nights(DEPAPEPE、浅倉大介らが日替わりで出演したライブイベント)[14]
関係団体
主催団体
GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト実行委員会
後援団体
特別協賛
脚注
- ^ “GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2025年7月14日閲覧。
- ^ 『バンダイナムコグループの『機動戦士ガンダム30周年プロジェクト』始動! 全高18メートルの「機動戦士ガンダム」等身大立像を製作』(プレスリリース)株式会社バンダイナムコホールディングス、2009年3月11日 。
- ^ 「全高18メートルの等身大ガンダム、お台場に立つ」『ITmedia NEWS』ITmedia、2009年3月11日。
- ^ a b 「ガンダム台場に立つ・・・GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」『くま経 フォトレポート』くまもと経済、2009年8月17日。
- ^ 『【GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト実行委員会リリース】2016年 東京での開催を目指す“緑のオリンピック”をガンダムが応援!』(プレスリリース)東京オリンピック・パラリンピック招致委員会、2009年4月5日。オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 「実物大ガンダムは7月11日公開」『ITmedia NEWS』ITmedia、2009年4月15日。
- ^ 「ガンダム、緑の大地に立つ! 「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」開催記念オープニングセレモニー ~富野由悠季監督、古谷徹氏、そしてGACKTも登場」『Robot Watch-ニュース』インプレス、2009年7月11日。
- ^ 「GREEN TOKYOガンダムプロジェクトいっきまーす!」『ASCII.jp』角川アスキー総合研究所、2009年7月11日。
- ^ 「実物大ガンダム、お台場で完成 富野総監督「ピースフルな色」」『asahi.com』朝日新聞社、2009年7月11日。
- ^ “GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト実行委員会”. 読者モニターが選んだ新聞広告. 読売新聞東京本社ビジネス局. 2025年7月15日閲覧。
- ^ 『DEPAPEPE “GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト”公式テーマソングに決定!!』(プレスリリース)株式会社SMEレコーズ、2009年7月13日 。
- ^ 「実物大ガンダム、解体スタート 来場者は予想の3倍」『ITmedia NEWS』ITmedia、2009年9月1日。
- ^ 『「実物大ガンダム立像」 新たなプロジェクトへ』(プレスリリース)株式会社バンダイナムコホールディングス、株式会社バンダイ、株式会社サンライズ、株式会社創通、2016年12月1日 。
- ^ 『GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト Presents Light×Music Nights【1日目】開催!』(プレスリリース)サンライズ、2009年8月21日 。
関連項目
- 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG - 物語の発端に当イベントが登場する。
- 2016年東京オリンピック構想
- 模型の世界首都 静岡ホビーフェア - 当イベントから撤去された実物大ガンダムが会場に設置された。
- ダイバーシティ東京 - 静岡の後に、実物大ガンダムが展示された。展示は2017年3月を以て終了し、2017年秋ごろからは実物大ユニコーンガンダムが展示された。
外部リンク
- GREEN TOKYOガンダムプロジェクト公式ホームページ - 閉鎖。(2009年4月18日時点のアーカイブ)
- 2009 イベントレポート|RG 1/1 GUNDAM PROJECT - 閉鎖。(2010年6月21日時点のアーカイブ)
- 実物大ガンダムメイキング映像 - 閉鎖。(2009年4月27日時点のアーカイブ)
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