GPU上での汎用処理 (GPGPU)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 13:20 UTC 版)
「並列計算」の記事における「GPU上での汎用処理 (GPGPU)」の解説
GPGPU(General-purpose computing on GPU)は、CPUを遥かに凌駕する理論演算性能および電力効率を持つGPUを汎用計算に用いるものである。GPUはリアルタイムコンピュータグラフィックス処理に最適化されたコプロセッサであり、線形代数演算(行列演算・ベクトル演算)をデータ並列で処理することに特化しているが、プログラマブルシェーダーの出現と発展により汎用計算への応用の道が開いた。GPGPUは、もともとGPUが得意とする画像処理全般への適用や、大量の演算が必要となる機械学習の分野における活用が進んでいる。ただしCPUとGPUは設計思想の違いからそれぞれ得意分野が異なるため、ありとあらゆる処理をGPUによる並列計算で高速化しようと試みることは現実的ではない。
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