Engrishの談話効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 23:49 UTC 版)
「Engrish」の記事における「Engrishの談話効果」の解説
Engrish は字義的には誤用を咎める言葉であるが、(i) 非文法的で根本的に意味解釈ができないもの、(ii) 文法的であるがコロケーションが意味不明なもの、(iii) 解釈は問題なくできるが謎の違和感があるもの、(iv) ある程度文法的でありある程度解釈できるものの、意図されたと思われる意味とは全く別の解釈となり笑いを誘うものなど、その談話効果は多岐に渡る。 一例として、Engrish はアメリカのコメディ・セントラルで放映されているアニメ『サウスパーク』でも何度か取り上げられている。シーズン8の第1話 "Good Times With Weapons" には、登場人物たちが突然日本アニメのような画風になり、"let's fighting love" という Engrish と日本語がごちゃまぜの荒唐無稽な日本語の歌が流れるシーンがある。(歌っているのは原作者のトレイ・パーカー本人である。彼はコロラド大学在籍当時に日本語を専攻しており、流暢な日本語を話す)。 上記のように、Engrish は時として、面白くする効果や異国の雰囲気を出すためにわざと使われる。漢字や、ギリシア文字や偽キリル文字のアルファベットが、西洋のラテン文字社会において(大抵は間違った使い方で)そういった目的で使われるのと類似している。これに似た用法で、"Mötley Crüe"(モトリー・クルー、音楽バンド) や "Hägar the Hørrible" (英語版) (ヘガー・ザ・ ホリブル、アメリカの漫画)、もしくは "Häagen-Dazs"(ハーゲンダッツ、アイスクリームのブランド) のように、普通の英語の句にウムラウト、アクセント符号、Ø や誤字を加えて、エキゾチックな外見にすることがある。
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