Eglė the Queen of Serpentsとは? わかりやすく解説

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蛇の女王エグレ

(Eglė the Queen of Serpents から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/01 15:17 UTC 版)

蛇の女王エグレ[注 1](へびのじょおうエグレ、リトアニア語: Eglė žalčių karalienė)はリトアニアの伝承である。


注釈

  1. ^ 『世界動物神話』でのタイトルは蛇女王エグレ、『世界の民話 33 リトアニア』でのタイトルは『蛇の女王アーグレ』
  2. ^ 『世界動物神話』138-139頁に紹介されたヴァリアントでは、エグレはポプラの木に変化する。子供達が変化する木は種類は特定されないが、海風に吹かれては泣き声のような葉擦れの音を立てるとされている。
  3. ^ 「蛇の女王アーグレ」(『世界の民話 33 リトアニア』137-144頁)に紹介されたヴァリアントでは、アーグレ(エグレ)の家族は彼女を迎えに来た多数の蛇に恐れをなして何もできないまま、アーグレを蛇の王の元へ送り出す(138頁)。蛇の王は帰郷を申し出たアーグレに対して実現困難な3つの仕事を与え、その完成を帰郷の条件としたが、アーグレは占い師の老女の助けを得て仕事を完成させて帰郷することができた(138-141頁)。アーグレが蛇の王の元へ戻るために呪文を唱えると、彼が生きていれば海面に牛乳の泡が湧き上がるはずだったが血の泡が湧き上がった。その泡から蛇の王の声が聞こえ、アーグレは事態を悟った。呪文を家族に話してしまった娘はわずかな風でも枝葉を震わせるポプラの木に変え、他の子供達は頑丈なかしわ、とねりこ、白樺に変え、自身はもみの木に変化した(144頁)。
  4. ^ 1904年生まれのサロメヤ・ ネリスは1945年に若くしてガンで死んでいる[4]。よって「蛇の女王エグレ」はサロメヤ・ ネリス晩年の作品となる。
  5. ^ エドゥアルダス・バルスィースの生年は1919年、没年は1984年。

出典

  1. ^ a b c d 世界動物神話』pp. 138-139.
  2. ^ 小沢「解説」『世界の民話 33 リトアニア』p. 362.
  3. ^ 「本書の出典およびアールネ・トムソン『昔話のタイプ』との対応話型番号表」『世界の民話 33 リトアニア』p. 2.
  4. ^ Salomėja Nėris booksfromlithuania” (リトアニア語). Lietuviškos knygos. 2009年4月22日閲覧。[リンク切れ]


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