ETC休日特別割引に対する懸念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:02 UTC 版)
「高速バス」の記事における「ETC休日特別割引に対する懸念」の解説
2009年(平成21年)3月からのETC大幅割引によって 普通車・軽自動車で高速道路を安価で移動することができるようになり、出発日・到着日共に土日・祝日となる便で普通車・軽自動車利用へのシフトによる高速バスの乗客減少が懸念されている。また、ETC大幅割引によって高速道路上の普通車・軽自動車の交通量が増えるために渋滞が起こりやすく、かつ高速道路上にバスレーンが無いため、高速バスの出発日・到着日共に土日・祝日となる便で渋滞に巻き込まれて定時運行が困難になることも懸念され、その懸念が的中して、鳴門・淡路エクスプレス号の廃止 や西鉄では高速バス12路線の減便 など廃止・減便が生じている路線がある。 また、高速バス利用減に伴い高速バスの収益によって過疎路線を補填してきた会社(岩手県北自動車・信南交通等)において過疎路線の廃止に拍車がかかる事が懸念されている。 なお、今後はこの割引が観光バス・高速バスにも適用される予定(30 %割引)となっている。 なお2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の影響で6月にETC休日割引、高速道路無料化の社会実験は取りやめになった。しかし東北地方では復興支援として高速道路無料措置 が行われており、依然として定時運行を難しくさせている。
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