EFIシェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:22 UTC 版)
「Unified Extensible Firmware Interface」の記事における「EFIシェル」の解説
EFIコミュニティはオープンソースなシェル環境を作った。これはちゃんとしたOSを直接起動するのではなく、なんらかの実装上でユーザがEFIシェルと呼ぶものを起動することができる。このシェルはEFIアプリケーションであり、プラットフォームのROM内に直接焼きこまれているか、ROM内のデバイスドライバが制御できるデバイス内に存在する必要がある。 EFIシェルは、他のEFIアプリケーション、たとえばシステムの起動やOSのインストール、システムの診断や設定、システムのフラッシュROMのアップデートなどに使われる。このことにより、完全なOSを起動することなしにCDやDVDを再生したり、必要な機能を持つEFIアプリケーションを実行することができる。また、シェルのコマンドを使って、ファームウェアがサポートしているファイルシステム間同士で直接ファイルのコピーや移動を行うこともできる。デバイスドライバは動的にロードとアンロードができ、完全なTCP/IPスタックもまたシェル内から利用することができる。 EFIシェルにはスクリプトファイルの機能があり、拡張子には .nsh を使う。バッチファイルに似ており、コマンドにはUnixまたはMS-DOSのコマンドに類似したものがある。
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