DLNAの解散、規格乱立時代へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 16:57 UTC 版)
「ネットワークオーディオ」の記事における「DLNAの解散、規格乱立時代へ」の解説
従来からのUPnPとは通信プロトコルが全く異なるRoon Readyが登場し、オーディオメーカーもヤマハはミュージックキャスト、デノンとマランツはHEOS、オンキヨー&パイオニアはFlair Connectと独自のネットワークオーディオ規格を次々に発表する。 2016年にはドコモの機種にプリインストールされているTwonky Beamの公開が終了する。 これらの一連の流れによって、DLNA陣営は事実上機能不全に陥り、バージョン2.0を発表出来ぬままに2017年にDLNAは解散する。しかし、UPnPプロトコルを使用するネットワークオーディオ自体は、DLNAの後継として「OpenHome」が2014年に策定されていた。 オーディオメーカー各社のネットワークオーディオ規格は、複数の機器で同時再生するマルチゾーン機能と、アナログ音源をもリアルタイムで再生可能なストリーミング機能といった、これまでのネットワークオーディオには無かった機能が搭載されたことで、プレーヤー自体をサーバー化することが可能になり、これまで導入敷居が高かったサーバーの導入が簡易化された。 さらに、メーカー各社はスマートスピーカー機能に対応したワイヤレススピーカーを発売したことで、スマートスピーカーやワイヤレススピーカーがレンダラーないしコントローラーとしての役割を担うようになった。
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