D-amino acid oxidaseとは? わかりやすく解説

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D-アミノ酸オキシダーゼ

(D-amino acid oxidase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/23 07:09 UTC 版)

D-アミノ酸オキシダーゼ(D--amino acid oxidase, DAAO, DAO, OXDA, DAMOX)は、補因子としてFADを含むペルオキシソーム酵素の一つである。酵母菌からヒトにかけて、広く存在する[1]。しかし、バクテリア植物には存在しない。この酵素はD-アミノ酸を相当するイミノ酸に変換し、同時にアンモニア過酸化水素を合成する。


  1. ^ Pollegioni L, Piubelli L, Sacchi S, Pilone MS, Molla G (June 2007). “Physiological functions of D-amino acid oxidases: from yeast to humans”. Cell. Mol. Life Sci. 64 (11): 1373–94. doi:10.1007/s00018-007-6558-4. PMID 17396222. 


「D-アミノ酸オキシダーゼ」の続きの解説一覧

D-amino acid oxidase (DAAO)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:18 UTC 版)

遺伝子組み換え作物」の記事における「D-amino acid oxidase (DAAO)」の解説

DAAO(EC 1.4.3.3, 反応)は赤色酵母Rhodotorula gracilis由来のDAO1にコードされているものを利用多くD-アミノ酸(D-amino acids)をα-ケト酸(α-keto acids: 2-オキソ酸(2-oxo acids))に変換できる。D-アラニン(D-Ala), D-セリン(D-Ser)は毒性持ち、DAAOによって解毒されるため、形質転換体positive selectionできる。(D-Alaからピルビン酸(pyruvate), D-Serから3-ヒドロキシピルビン酸(3-hydroxy pyruvate)へ解毒、α位の炭素光学活性無くなる。)。D-イソロイシン(D-Ile), D-バリン(D-Val)の毒性は低いが、それらのα-ケト酸毒性を持つ。そのため、部位特異的な組換えによりDAO1が形質転換体から除去され組換え体negative selection可能である。また、後述cotransformationにおいては、この酵素遺伝子だけを選択マーカー遺伝子として用いて培地加えD-アミノ酸変えるだけでpositive selectionnegative selectionもを行える。

※この「D-amino acid oxidase (DAAO)」の解説は、「遺伝子組み換え作物」の解説の一部です。
「D-amino acid oxidase (DAAO)」を含む「遺伝子組み換え作物」の記事については、「遺伝子組み換え作物」の概要を参照ください。

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