Conqueror-class ships of the lineとは? わかりやすく解説

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コンカラー級戦列艦

(Conqueror-class ships of the line から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/26 05:30 UTC 版)

コンカラー級戦列艦
バハマ諸島のラム・ケイで座礁したコンカラー
基本情報
種別 戦列艦
運用者  イギリス海軍
就役期間 1855年 - 1925年
建造数 2隻 (うち1隻喪失)
要目
トン数 3224英トン
長さ 240 ft (73.2 m)
55 ft 4 in (16.9 m)
深さ 24 ft 5 in (7.44 m)
推進器 帆走 (シップ)
2気筒(直径82インチ、ストローク4フィート)水平シングル膨張エンジン
1軸スクリュー
800 nhp
2,812 ihp
速力 10.806ノット(蒸気推進時)
乗員 930人
兵装

101門

  • 下甲板:8インチ砲 x 36
  • 主甲板:32ポンド砲 x 36
  • 船尾甲板/船首楼:32ポンド砲 x 28、68ポンド砲 x 1
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コンカラー級戦列艦(Conqueror-class ships of the line)は、イギリス海軍スクリュー推進101門1等戦列艦

設計

コンカラー級戦列艦は、1852年に2層・101門の1等戦列艦として設計されたが、当時は建造中の帆走戦列艦の多くがスクリュー推進を併用するように改造された時期であった[1]。コンカラー級の2隻も、コンカラー(HMS Conqueror)及びドネガル(HMS Donegal)もスクリュー推進として完成した[1]

艦歴

両艦ともに海峡艦隊に配属され、後にはクリミア戦争に参加している。また1861年のフランスのメキシコ出兵の際には、兵士の輸送に協力した。その途中、コンカラーはバハマ諸島のラム・ケイ(Rum Cay)で難破した。機械類や搭載砲の多くは引き揚げられた。1860年代に入って、ウォーリアのような装甲艦が就役し始めると、それまでの戦列艦は時代遅れとなった。ドネガルは監視艦として現役を続け、その際南北戦争の最後の投降兵を保護している[2]。1886年に廃艦となり、ヴァーノン(Vernon)と改名され魚雷学校の一部として使われた[3]。1923年には施設が陸上に移り、1925年にドネガルは解体された[3]

同型艦

造船所:デヴォンポート海軍工廠
発注:1852年11月16日
起工:1853年7月25日
進水:1855年5月2日
竣工:1856年4月9日
その後:1861年12月13日、ラム・ケイで座礁[1]
造船所:デヴォンポート海軍工廠
発注:1854年12月27日
起工:1855年9月27日
進水:1858年9月22日
竣工:1859年8月27日
その後:1886年1月14日、ヴァーモンと改名。1925年5月18日、解体のため売却[1]

脚注

  1. ^ a b c d Lyon & Winfield. The Sail and Steam Navy List. pp. 10–11. 
  2. ^ Loney. “mid-Victorian RN vessels - Donegal”. 2012年3月17日閲覧。
  3. ^ a b Colledge. Ships of the Royal Navy. p. 100. 

参考資料

外部リンク


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