CedarMill(シダーミル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:10 UTC 版)
「Pentium 4」の記事における「CedarMill(シダーミル)」の解説
2006年1月5日にリリースされた第五世代のPentium 4。CedarMillはTejasの製造プロセスルールを微細化したものとして計画されていたが、Tejasが開発中止となったためPrescott-2Mをそのまま65nmプロセスルールに微細化したものに変更された。性能や機能はPrescott-2Mと同等で、プロセッサー・ナンバーも同等性能のPrescott-2Mよりも1大きいものに留まっている。Pentium Dの下位製品として位置付けされた。Prescottと同じく消費電力は多かったが、後に改良によって他社製品と特に変わらない程度まで低下している。その上価格もPrescottより大きく引き下げられており、コストパフォーマンスが高い商品となった。しかし事実上の後継製品であるIntel Core 2への市場移行を速やかに促すべく、大きく宣伝されることは無く終息を待つこととなる。 ステッピング(製造プロセス・ルール改訂)によって消費電力が大きく引き下げられた物は、Prescottに比べて優れたオーバークロック耐性を持つ事が知られている。 対応するインテル チップセットは、 Intel 955X Intel 945シリーズ Intel 925Xシリーズ Intel 915シリーズ である。 プロセッサ・ナンバ最高動作周波数(供給クロックx内部逓倍数)コア数FSB周波数2次キャッシュメモリ容量VT対応HT対応XD-bit対応Intel 64対応ソケットTDP (ステップ=プロセス・ルール改訂番号)661 3.60GHz (200MHz x18) 1 800MHz 2MB × ○ LGA775 86W 651 3.40GHz (200MHz x17) 86W(B1/C1) 65W(D0) 641 3.20GHz (200MHz x16) 86W(B1/C1) 65W(D0) 631 3.00GHz (200MHz x15) 86W(B1/C1) 65W(D0)
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