Presler(プレスラ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 02:52 UTC 版)
「Pentium D」の記事における「Presler(プレスラ)」の解説
2006年1月5日に投入された第二世代のPentium D。65nm版Pentium 4「Cedarmill」をMCMで実装したものである。L2キャッシュはSmithfieldと比較して、各コアにつき2MBの、合計4MBに拡張されている。 当初投入されたB-1ステップのコアではエラッタによりEISTやC1Eといった省電力機能が使用できないものがあったが、後に投入されたC-1ステップのコアではこれらの省電力機能が有効化され、950や940などの比較的高クロックな製品でもTDPが130Wから95Wへと大きく引き下げられている。また最終のD-0ステップでは960のTDPも95Wへと減少している。 内部構造は、1ダイ2コアのSmithfieldと異なりパッケージには2ダイ2コアを実装している。これは製造プロセスの微細化によってパッケージ側に配線スペースが十分確保できず、1ダイ化が困難になってしまった為だと推測されている。プロセッサナンバーは900番台。 VTと呼ばれる仮想化機能を搭載しない、廉価版(後述)が後に投入されている。 プロセッサ・ナンバ動作周波数(x内部逓倍数)コア数FSB2次キャッシュVT対応HT対応ソケットTDPs-spec(Core stepping)960 3.60GHz (200x18) 2 800MHz 2MBx2 ○ × LGA775 130W(C1) 95W(D0) SL9AP(C1) SL9K7(D0) 950 3.40GHz (200x17) 130W(B1) 95W(C1/D0) SL94P(B1) SL8WP(B1) SL95V(C1) SL9K8(D0) 945 × 95W SL9QB(C1) SL9QQ(D0) 940 3.20GHz (200x16) ○ 130W(B1) 95W(C1) SL8WQ(B1) SL94Q(B1) SL95W(C1) 935 × 95W SL9QR(D0) 930 3.00GHz (200x15) ○ SL8WR(B1) SL94R(B1) SL95X(C1) 925 × SL9D9(C1) SL9KA(D0) 920 2.80GHz (200x14) ○ SL8WS(B1) SL94S(B1) 915 × SL9DA(C1) SL9KB(D0) 参考外部リンクITmedia+D
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