供血者検査
【概要】 献血者は正確には供血者という。検査は輸血を受ける人に適しているかどうかを判定するためであって、供血者の診断のためではない。血液型などの免疫血液学的検査、血球数の他、感染症のマーカーも調べられる。検査の結果は供血者に知らせる項目と、知らせない項目がある。供血者の中には通知されると誤解している人がいる。
【詳しく】 感染症マーカーでは、梅毒反応、HBs抗原、HBc抗体、HCV抗体、HIV-1/2抗体、HTLV-1抗体、パルボウイルスB19、サイトメガロウイルス抗体などを実施している。2005年9月以降は20本プール血漿について、HBV、HCV、HIVの核酸検査(NAT)を実施している。約800万本のうちHIV抗体陰性でHIV RNA陽性という検体が3本あり廃棄された。NATの検出限界以下のウイルス量でHIV感染が成立する可能性は、低すぎて計算できない。おそらく数年に1件以下であろう。

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