Amazonの場合とは? わかりやすく解説

Amazonの場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:26 UTC 版)

自動倉庫」の記事における「Amazonの場合」の解説

Amazonの場合(Amazon倉庫は、さまざまな方式導入されており、倉庫ごとに方式異なっているが)「Amazon 川崎 フルフィルメントセンターFC)」では、2016年12月から「Amazon Roboticsアマゾン ロボティクス)」(略してAR)というシステム導入しており、これは商品保管している四角縦に背が高く細身の、いわば「ノッポ」な形の)が非常に多数あり、それを「ドライブ」という自走式ロボットによって動かすものである。「ドライブ」は、形状としては家庭用掃除ロボットルンバ大型化たような形をしており、秒速1.7mほどで動くものである。この「ドライブ」が、の下にもぐりこんで、下から持ち上げて移動するのであるドライブARエリアの床に埋め込まれバーコード読み取ることで、位置把握しながらエリア内行き交うざっくり言うと、スタッフたちが立ち作業をするためのエリアコンピュータ画面およびその前にスタッフ立ち位置指定されたひとまとまりが、いくつもならぶエリア)と、ノッポばかり大量に集められている収納エリアとに分かれている。ARシステムは、非常に多数ひとつひとつどの位置に何が収められているか、データベースによって記憶している。 入れ ある商品フルフィルメントセンターに届く(入荷する待機するスタッフ前に一つ自動的に運ばれてくる。ARシステム多くの中で空きがあるものを選び、そのスタッフ目の前に運ばせるために多数あるドライブの中から1台を選ぶ。そのドライブ該当現在位置まで移動しその下に潜り込んで持ち上げ、その状態でスタッフの前まで自動的に運んでくる。 「収納すると言っても商品サイズ重さによって中に適した位置があり、スタッフ適切な位置指示しなくてはならない。そのためARシステム保管すべき商品サイズ重さ適した収納位置を、スタッフ目の前に設置されディスプレイ上に青く表示するスタッフは、入荷した商品情報目の前端末バーコード手入力などで登録し画面指示され内の位置商品詰める。詰め作業終えたことをシステム伝えると、ARシステムドライブ命令出しドライブ自動的に収納スペースへと運んでゆき、適当な空いている場所に下ろす置かれた場所もデータベース記憶される出し商品ピックアップ作業) 客から注文が入る。 注文入った商品保管されている検索され効率的なルート通ってスタッフ前に運ばれてくる。 スタッフ前に到着すると、ディスプレイ上にどの位置にあるどの商品取り出すべきか表示されるスタッフ手作業からその商品取り出しピックアップし)、取り出した商品Bの情報バーコード読み取るこの際ARシステムは、あるから商品取り出されたことを、データベース記憶し収納エリアに戻すようドライブ指令する。 (客は大抵、さまざまな種類商品あるいは複数商品注文しているので)スタッフは、ARシステムによって次々と目の前に運ばれてくるたびに、一つの箱(籠)に商品入れてまとめてゆく。 一人の客の注文品々を、一つの箱にまとめたら、梱包作業担当者向けて箱(籠)を送り出す

※この「Amazonの場合」の解説は、「自動倉庫」の解説の一部です。
「Amazonの場合」を含む「自動倉庫」の記事については、「自動倉庫」の概要を参照ください。

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