7月から8月の空襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 23:48 UTC 版)
7月30日、5時20分頃からアメリカ海軍第3艦隊第38任務部隊とイギリス海軍第37任務部隊(英語版)は、艦載機約700機を発艦させて駿河湾方面から日本本土に侵入し関東地方および東海地方の軍事施設を攻撃した。藤沢周辺では国鉄辻堂駅の北側にあった住友特殊製鋼辻堂工場が8時10分頃から30分間にわたり艦載機約20機による攻撃を受け、爆撃や機銃掃射が加えられた。この攻撃の際、爆弾の一つが工場の中央部に着弾し、退避行動中の従業員4名が即死し、1名が重傷を負ったが翌7月31日に死亡した。工場施設では熱錬工場の焼鈍炉2基、焼入工場の油槽2基や旋盤3台が損傷し、生産を停止した。同社は航空機や船舶用バネやロールを取り扱う会社だったが、戦時中は海軍管理工場の指定を受け航空機用の各種型用鋼(ダイブロック)を生産していた。 8月13日、5時30分頃から17時30分頃にかけて関東方面に艦載機約800機が侵入し飛行場、交通機関、軍需工場を攻撃。藤沢周辺では住友特殊製鋼が数機の艦載機による攻撃を受けたが、被害はなかった。
※この「7月から8月の空襲」の解説は、「藤沢空襲」の解説の一部です。
「7月から8月の空襲」を含む「藤沢空襲」の記事については、「藤沢空襲」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から7月から8月の空襲を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から7月から8月の空襲を検索
- 7月から8月の空襲のページへのリンク