6M形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/09 03:39 UTC 版)
「南アフリカ国鉄8M形電車」の記事における「6M形」の解説
日本の日立製作所で12両が製造された電車。編成は3両編成(2M1T)を基本とし、最大3編成まで連結可能である。前面は向かって左側に運転台、右側に路線番号表示灯を設けた左右非対称構造で、車体は日立製作所内で開発された軽量ステンレス構体を用い、UIC規定の車端圧縮荷重200tに耐える事ができる構造となっている。車体長は従来の5M2形電車より4m長くなり定員数が増加した他、車内には全自動の換気暖房装置が設置されており、快適性が向上している。 制御装置に使用するチョッパ制御装置はM6形が用いられる南アフリカ国鉄の電圧(直流3,000 V)に適したものが独自に開発されており、各電動車に4台搭載されている定格出力245kwの主電動機を8台制御する事が出来る。また運転台からの制御指令として周波数変調波を用いた連続指令が使用され、完全なステップレス指令が実現している。 導入後は6M形電車(12両編成、8M4T)と5M2形電車14両編成(4M10T)との比較実験が行われ、定員数や車両長は増加しながらも5M2形と比べて消費電力や維持費の減少が実証され、消費エネルギー量も28.4%削減可能である事が確認された。
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