4 Preludes Op.31とは? わかりやすく解説

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スクリャービン(スクリアビン):4つの前奏曲

英語表記/番号出版情報
スクリャービンスクリアビン):4つの前奏曲4 Preludes  Op.31作曲年1903年  出版年1904年  初版出版地/出版社: Belaïev 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 変ニ長調ハ長調) Des dur(C dur)2分30秒 No Image
2 ヘ長調 F dur1分00 No Image
3 変ホ長調 Es dur1分00 No Image
4 ハ長調 C dur1分30秒 No Image

作品解説

2008年5月 執筆者: 齊藤 紀子

 1903年モスクワ作曲され翌年出版された。この曲が作曲される前年に、スクリャービンモスクワ音楽院でのピアノ教授から退いている。また、作曲年には、音楽評論家ボリス・ド・シュレーツェルの妹タチアナ思いを寄せるようになり、妻と4人の子供と別れることを考え始めている。モスクワ哲学協会に足を運ぶようになり、ロシア象徴主義神秘主義など、後年の作品影響を与えた思想触れようになったのもこの頃のことである。

第1曲目 変ニ長調 4分の3拍子 アンダンテ
 増6の和音使用絶え間ない転調により、新たな和声書法生み出している。クロス・フレーズの手もとられ空気中を浮遊するのような独特の曲想をもつ。変ニ長調開始するこの曲は、ハ長調で曲を閉じる。

第2曲目 嬰ヘ短調 4分の2拍子 コン・ストラヴァガンツァ(奇抜さと共に
 和音構築された曲。左手オクタ-ヴ主体としている。

第3曲目 変ホ短調 2分の2拍子 プレスト
 右手が、主として中音域で5連音符を弾く。この5連音符は、ソット・ヴォーチェレガートで弾くように指示されている。左手は、その下でオクターヴを弾く。この曲の終結部分は、ほぼ1小節ごとに対比されるfとpp印象的である。

第4曲目 ハ長調 4分3拍子 レント
 第2曲目同じく和音構築された曲。半音階的音の動きが多いため、最後ドミナントトニック和声際立つ。なお、このドミナント和音前には、1小節分の全休符置かれている。




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