3代目時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 17:50 UTC 版)
2002年、芳賀書店3代目である芳賀英紀(当時大学生)が、父である2代目に請われ、21歳で社長に就任。当時の芳賀書店は11億円の負債を抱えており、非常に経営状態が悪かったが、会社を私物化していた先代社長を含む親族の報酬をカットし役員に退職を促すなどの内部改革、自身を含む報酬のカット、またメーカーと交渉してDVDを「買取」から「返品可」にしてもらうなどの辣腕を振るった結果、1期目で黒字転換する。 2010年代のインターネット配信時代に入っても、経営は好調である。DVDは昔のVHSより値段が安いが、3代目の経営努力の結果、客数や商品の購買数は上がってきている。「実物を手に取って選べる」という実店舗の強みを生かしている。2016年現在、客の高齢化もあって、売り上げの4割近くを支えているのが『熟女モノ』で、ニーズに合わせて特設コーナーも作るなど、時代に合わせて工夫している。 2016年3月、出版部門を「株式会社Jパブリッシング」として切り離した。Jパブリッシングの所在地は、独立当初は株式会社芳賀書店の本店と同じ「芳賀書店ビル」の6階にあったが、のちに「千代田区九段北3-2-5 九段北325ビル5階」へと移転している。 2018年、「神田古書センター店」が閉店し、本店のみとなった。 2021年に出版部門を再開。第1弾は井口昭彦画集『幻夢妖獣』。
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