3人のヨハネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/09 17:19 UTC 版)
ここでいうヨハネとは、 洗礼者ヨハネ 使徒ヨハネ ネポムクのヨハネ この3名である。 まず洗礼者ヨハネは、聖名祝日が6月24日であり、この時期のブドウの開花の具合がその年の出来につながる地域が多いため、守護聖人となっている。次に使徒ヨハネは、祝日は12月27日で特にブドウの開花や出来とは関連しないが、イエス・キリストの弟子として迫害を受けた際に、毒入りのワインを渡され、何事もなく飲み干したことに由来する。3人目のネポムクのヨハネは、プラハの宮廷の聴聞司祭だったが、王妃の告白をめぐって王と対立し、拷問の後に溺死させられた。その時奇跡が起き、のちに水流や橋を守る聖人となったが、さらには、水を祝福してワインにするとまで考えられ、ワインの守護聖人としてあがめられるようになった。ボヘミア、ザルツブルク、バイエルン、ファルツでワインの守護聖人となっている。
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