2080系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 04:42 UTC 版)
2000系の置き換えが開始された同時期、野田線で使用されていた3000系の代替も同時進行で行われていた。2000系には1971年に増備された比較的経年の浅い中間車が多数存在したことから、それらを活用して3000系の置き換えを促進することとなった。なお、改造に先立って本系列の種車となる2000系モハ2550形・モハ2650形ユニットを捻出するため、一部編成で編成替えが行われた。 1988年(昭和63年)2月に2110編成が、同年3月には2106編成がそれぞれ廃車となったが、2編成からは種車が4両分しか確保できないため、廃車予定のない2113編成からモハ2563-モハ2663を外して本系列の種車に回し、2106編成よりモハ2356-モハ2256を2113編成に組み込んだ。 また、同年12月には2101編成が廃車となり、同編成から捻出されたモハ2551-モハ2651を2108編成のモハ2358-モハ2258と差し替えた。翌1989年(平成元年)1月に廃車となった2102編成よりモハ2552-モハ2652を確保し、同年10月に2108編成が廃車となって捻出されたモハ2551-モハ2651およびモハ2558-モハ2658と併せて1編成分の種車を確保した。 このような経緯を経て誕生したのが2080系である。代替対象であった3000系の野田線における編成が6両であったことから、本系列は6両固定編成で登場した。なお、各種改造等は西新井工場においてアルナ工機の出張工事で施工された。
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