2010 FIFAワールドカップまで
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「サッカースロベニア代表」の記事における「2010 FIFAワールドカップまで」の解説
UEFA EURO 2004予選は、グループ2位でプレーオフに進むもクロアチアに敗れた。その後は低迷し2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選は4位、UEFA EURO 2008予選は5位で予選で敗退した。これにより2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のシードでは5番目のポットEまで下げられ、チェコ・ポーランド・北アイルランド・スロバキア・サンマリノと同じグループに入った。ところが、下馬評で有利と思われたチェコとポーランドが勝ち点を積み重ねられずその結果、首位で通過したスロバキアに次ぐ2位でプレーオフ進出を決めた。なお、第5シードのチームがプレーオフに進んだのは史上初で、第4シード・第5シードが上位を独占したのも史上初である。プレーオフではフース・ヒディンク監督率いるロシアと対戦し、戦力的には不利とされる中アウェーでの第1戦では2-1と敗れたが貴重なアウェーゴールを挙げた。ホームで迎えた第2戦では1-0と勝利し、結果はアウェーゴールの差で本大会出場を決めた。ヨーロッパ予選プレーオフで初めて第1戦で敗れたチームが逆転で突破した。 本大会ではグループCに入り、イングランド、アメリカ、アルジェリアと同組になった。第1戦のアルジェリア戦ではロベルト・コレンの得点で1-0で破り、スロベニアとしてのワールドカップ初勝利を挙げた。次の第2戦のアメリカ戦では2-2で引き分け、第3戦のイングランド戦では23分に失点を許してしまい0-1でリードされるも、同時に進行していたアメリカ対アルジェリア戦が0-0のまま進んでいたため、スロベニアの決勝トーナメント進出の可能性が残されていた。しかし、アメリカが後半のロスタイムにランドン・ドノバンが決勝点となるゴールを決めて1-0で勝利を収めたことにより、スロベニアの初の決勝トーナメント進出はならなかった。 なお、前日本代表監督のイビチャ・オシムがワールドカップ前に出した著書の中で、「スロベニアがサプライズを起こしても、何の不思議もない」と潜在能力を評価している。
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