2008年 - : Betfakkar Fi Eih、ワールド・ミュージック・アワード
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「ナンシー・アジュラム」の記事における「2008年 - : Betfakkar Fi Eih、ワールド・ミュージック・アワード」の解説
2008年の2月から3月にかけて、次のアルバムに収録される新曲を取り入れたコカ・コーラのコマーシャルが公開された。使用された楽曲は「Meen Gheyri Ana」であり、YeyおよびAna Yalliトリオ (Nizar Francis, Samir Sfeir, Tarek Madkour) によって製作された。アルバムの発売の5箇月前から、このビデオとコマーシャルは大きな成功を収めた。7枚目のスタジオ・アルバムは予定より遅れて2008年7月30日に発売された。今作ではそれまでよりもずっと成熟したヴォーカルを披露し、大きな変化を見せるものであった。このアルバム『Betfakkar Fi Eih?!』は大成功となり、アジュラムはこれによってワールド・ミュージック・アワードの受賞者となった。アルバムには、1998年のファースト・アルバム以降で初めてのタラブの楽曲「Biteegy Sirtak」や、その他のダンス、ポップスからドラマ、ロマンス、タラブ、オールディーズなど多岐に渡る楽曲が収められている。 「Meen Gheyri Ana」のビデオには賛否両論あったものの、次の「Min Dally Nseek」のビデオは広く受け入れられ、Melody Hits において7週間連続の首位となった。「Lamset Eed」のビデオは、前作と同じトリオによってレイラ・カナーン (Leila Kanaan) と共同で、多額の予算をつぎ込んで製作され、数箇月に渡ってチャートの首位を占めた。アジュラムは、ビデオの製作を求める声に応じて、収録曲から8曲ないし10曲程度のビデオを作ると発表した。このアルバムによってナンシー・アジュラムはソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズと広告の契約を結び、ナンシーのサイン入りのW595の特別版が発売され、「Wana Ben Idek」がコマーシャル使用曲に選ばれた。 結婚から1箇月ほどした2008年11月9日、ナンシー・アジュラムはアルバム『Betfakkar Fi Eih』でワールド・ミュージック・アワードの賞を受けた。受賞スピーチでアジュラムは、両親、ジージー・ラーマーラー、ファンやアルバム製作陣、夫に対して感謝を述べ、「2008年は夢のような年だ。大成功したアルバム、結婚、そしてこの賞、他に何があるだろうか?」と述べた。
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