2002年-2007年: 結成 - ファースト・アルバムのリリース
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オーストラリアのスコッチ大学にて出会ったロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンは、大学卒業後にギターのジェイ・バーンズ(Jay Burns)とドラマーの現在はShockOneとして活動するカール・トーマス(Karl Thomas)と共にメタルコア・ヘヴィメタル・バンドのXygenを結成する。数曲をインディーでリリースした後、同バンドは2000年に解散、この頃からロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンがパソコンベースでの電子音楽の作曲活動へと移行する。特にロブ・スワイヤーはAnscenicという名義を用いてハードコアテクノのレーベル、Hardline Rekordingzからミニ・アルバムをリリースするなどの活動をし、ペンデュラム結成への下地となった。 2002年にロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンによって、ドラムンベースのDJデュオとしてペンデュラムを結成。ほどなくして3人目のDJ・プロデューサーとしてエル・ホーネットことポール・ハーディングが加入する。結成こそオーストラリアなものの、活動拠点はドラムンベース発祥の地イギリスとし、国内でDJとしてのキャリアを積み重ねていく。翌2003年にはペンデュラム名義として最初の曲「Vault」がイギリスのDJ、Doc Scottのレーベル、31 Recordsのコンピレーション・アルバムに収録の形でリリース。更に同年、デビュー・シングルとして「Spiral」、エル・ホーネットによるミックスCDが付いたコンピレーション・アルバム『Jungle Sound: The Bassline Strikes Back!』がBreakbeat Kaosよりリリースされる。1990年代に活躍したドラムンベース・ユニット、Bad Company UKのメンバーであるAdam FとDJ FreshのレーベルであるBreakbeat Kaosの記念となる最初のリリースであったため、ペンデュラムの名が徐々にドラムンベース・シーンに注目されるようになっていく。 転機が訪れたのは2005年、Breakbeat Kaosよりデビュー・アルバム『Hold Your Colour』がリリースされる。このアルバムはドラムンベース・シーンでは異例ともいえる22万5000枚に及ぶセールス、同年8月16日には全英アルバムチャートで最高29位を記録し、イギリスとオーストラリアでゴールドディスクと認定された。同アルバムに収録された楽曲は多数のゲームソフトやテレビ番組にも採用され、ペンデュラムの知名度を一気に広げることとなった。2006年には新たにMCのベン・ヴァース、ギターのプレダー・アップ・グワイネッド、ドラマーのポール・コディッシュが加入し、DJだけでなく楽器によるバンド演奏のスタイルも取り入れていった。
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