2局面分割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:32 UTC 版)
2局面分割の場合には、景気拡張(拡大)局面の最高点が山で景気後退局面の最低時点が谷であり、谷から谷までが1循環とされている。 日本政府が発表する景気循環(景気基準日付)は、ディフュージョン・インデックス(DI)を中心とした景気動向指数を用いて2局面に分割した景気循環であり、景気動向指数と景気循環との関係を景気動向指数が50%を超えている期間を景気拡張期とし、50%を切っている期間を景気後退期としている。また、景気動向指数が0%から100%に向かう期間を不況、100%から0%に向かう期間を好況としている。なお、景気動向指数が50%の点を景気転換点と呼び、0%から100%へ向かう方向での50%の点が景気の谷となり、100%から0%に向かう方向での50%の点が景気の山となる。すなわち、景気が山の時も谷の時も景気動向指数は50%となる。 景気動向指数と景気循環(2局面分割)景気動向指数50%50→100%100→50%50%50→0%0→50%50%景気循環景気の谷 景気の拡張(拡大)期 景気の山 景気の後退期 景気の谷 不況 好況 好況 不況 ただし、2008年4月以降、コンポジット・インデックス(CI)を中心とする景気動向指数に切り替わり、それ以後は、CIによる景気判断も加わるようになった。 景気拡張期や後退期の好況・不況の判断の際には、産出量ギャップ(GDPギャップ)を参照。
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