1980年代後半から1990年代:ミニコンからパソコンへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 08:04 UTC 版)
「ミニコンピュータ」の記事における「1980年代後半から1990年代:ミニコンからパソコンへ」の解説
安価なマイクロプロセッサベースのハードウェアの登場と、安価で容易に展開可能なLANシステムが登場し、ミニコンピュータは凋落した。エンドユーザーは柔軟性のないミニコンピュータ業者や「データセンター」などのIT部門へ依存を嫌い、ミニコンピュータとダム端末は、1980年代後半にワークステーションとPC/AT互換機をネットワーク接続したシステムに置換された。 1990年代は、広く普及したx86、特に32ビット化したi386以降のプロセッサで動作する様々なUNIX系オペレーティングシステムが開発され、ミニコンピュータからPCネットワークへの変化は決定的となった。Microsoft Windowsもサーバ向けに進化して、Windows NTでは基本的なマルチタスク機能などサーバに必要とされる機能が備えた。 マイクロプロセッサがより強力になると、メインフレームもCPUとしてマイクロプロセッサを採用し、メインフレームとミニコンピュータの区別も無意味になった。 DECはIBMに次ぐ2位の地位にいたこともある主要なミニコンピュータ製造業者であったが、UNIXサーバやPCにミニコンピュータ市場が侵食されると、DECなど多数のミニコンピュータ業者が苦境に陥り。DECは1998年にコンパックに買収された。
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