1980年の「フォリオ」版
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「ザ・ワールド・オブ・グレイホーク・ファンタジー・ゲーム・セッティング」の記事における「1980年の「フォリオ」版」の解説
TSRはザ・ワールド・オブ・グレイホーク を1979年早々に出版するつもりであった。編集者アレン・ハマックによる序文の日付は1979年2月であった。ガイギャックス自身はドラゴン誌 の読者に37号において、大災害でも発生しない限りワールド・オブ・グレイホーク の公式発売の準備が整っていることを保証した。しかしながら、ガイギャックスのザ・ワールド・オブ・グレイホーク (TSR 9025)は1980年8月まで発売されなかった。 ザ・ワールド・オブ・グレイホーク は32ページのフォリオ(この版は後の版と区別するためにしばしば「ワールド・オブ・グレイホーク ・フォリオ」と呼ばれる)と、ダーリーン・ペクルが作成したフラネスの34インチ×44インチ(86cm×112cm)の2分割カラー地図が収録されていた。この本には外装カバーが付属し、カバーには地図が記載され、地図上に書かれた全ての国と地域を解説する地名辞典が掲載されていた。地理、歴史、上記の政治的区分に加え、ガイギャックスは以下の事柄も解説した。 曜日の名前(星曜日、日曜日、月曜日、神曜日、水曜日、土曜日、休息日) 12ヶ月(1ヶ月は28日)の名前と4つの6日間の祝祭の名前。これにより1年は360日となる(貧困祭、探火月、準備月、残寒月、成長祭、植苗月、群羊月、幸日月、豊穣祭、収穫月、善良月、刈取月、醸造祭、修壁月、冬備月、日衰月) 縮尺と移動について言及され、そのためDMはプレイヤーが地域から地域へ移動する際にどのくらいの時間がかかるかを記録することができた 王室と貴族の優位。そのためDMはプレイヤー達が国家元首に適切に対応することを確実にすることができた それに加わることを望むプレイヤー達のための、騎士階級の序列 DMが不可解なメッセージ、神秘的なお告げ、漠然とした前兆などを作成するために使用できるルーン文字とグリフの小辞典 この初版は、オアース全体の陸地面積の1/4にも満たないオアリク大陸の東端地域のみを集中的に扱っており、各国家に関しては最も基本的な情報のみが記述されていた。DM達は彼ら自身の個々のキャンペーンを完全なものにするために、これらの地域を補完することを期待された。
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