1956年 13歳 ガイ・L・コートとの出会い
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「ジャック・ドゥルーアン」の記事における「1956年 13歳 ガイ・L・コートとの出会い」の解説
NFBで働くカナダの写真監督、プロデューサーのガイ・L・コート(Guy L. Coté)が、家の前の通りの向こう側の隣人として引っ越してくる。 ガイは他の隣人とは一味違っていた。ガイが住んでいた1015 ヴァニエ通り(1015rue Vanie)には、よくフィルムの箱とリールが大量に届いた。郵便配達員はガイが不在の時、荷物をジャックに預けた。ガイの家の地下室には、後々映画館シネマテークケベコワーズの資料になる予定だった映画が蓄積されていた。ジャックはそのおかげでアーティストや作品を知ることができた。 ガイ・L・コートは実験的な映画を多く集めた。また、ボランティアとしてジャックをガレージによく呼んだ。 「私をボランティアとして呼んでくれたガイに、感謝したい。ガイを知らなかったら、どうやって珍しい映画を知っていたのだろう?」 ある夜、ジャックは何が何だかよくわからないまま、ボストン美術館で行われたガイのプレゼンテーションに連れられたこともある。そこでジャックは、Bridges-go-round、Lapoujadeの映画、ORTF研究部門のエッセイなどの短編映画を初めて観る。それはジャックにとって革命的な夜であった。 またある日は、ガレージで、モントリオール映画祭でのノーマン・マクラレン作品展用の大きな写真を見させてもらったこともあった。そこで初めてノーマン・マクラレンの特殊な制作を知ったジャックは、好奇心を刺激された。
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