19世紀前半頃まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 20:16 UTC 版)
「コントーション」の記事における「19世紀前半頃まで」の解説
漢王朝(紀元前206年 - 紀元後220年)以後、中国では雑技全般が発展していったが、その過程で主に後屈のスキルが倒立と結合して平衡技巧系のさまざまなアクロバットの演目に応用されていった。 唐王朝の中期・晩期頃(8世紀中頃-10世紀初頭頃)には倒立芸とは別に、手を使わず足と頚で行う柔術(コントーション)も生まれた。 ヨーロッパにおいては、16世紀から18世紀にかけて都市の定期市の広場で演じられた様々な見世物の中に、身体の柔軟性を見せる「骨無し(disloqué)」というレパートリーが存在した。 近代的なサーカス的ショーは1770年に始まったが、馬上で演じられるアクロバットが中心であった。コントーション(「骨無し」)が大きな常設サーカスにおいても演じられるようになったのは1830年代の半ば以降であったが、馬を必要としないアクロバットの中では最も早い時期に加わったものだった。当時主役であった馬上でのアクロバットの邪魔にならないため、コミカルな道化芸として共に演じられていた。
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