184型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 14:33 UTC 版)
1955年より開発着手された184型は、177型と30%の部品共通性を確保しつつ、送受波系をAN/SQS-4と同様の円筒形アレイに変更したものであった。チタン酸バリウム製の圧電素子による送受波器が13個ずつ、32本のステーブとして、直径3.5フィート×高さ3.5フィートの円筒形に配列されていた。パルス幅は45ミリ秒、音源レベルは136デシベルであり、また長距離用として150ミリ秒のパルス幅も使用可能とされていた。 アクティブ・ソナーとしての探知距離は、177型より若干劣るものであったとされている。またパッシブ・モードでは、例えば45ノットの蒸気魚雷に対する探知距離は、母艦速度18ノットでは6,000ヤード (5,500 m)、母艦速度24ノットでは3,000ヤード (2,700 m)、母艦速度18ノットでは1,500ヤード (1,400 m)とされている。 その後、回路を半導体化した改良型として184M型、ドップラー・ディスプレイも半導体化した184P型、さらにPPIディスプレイも半導体化した184S型が順次に開発された。1989年4月までに、29隻の艦が184P型仕様にアップグレードされた。 搭載艦 カウンティ級駆逐艦(177型より換装) 82型駆逐艦「ブリストル」 リアンダー級フリゲート(177型より換装)コンデル級フリゲート(英語版、スペイン語版)( チリ海軍) 21型フリゲート 42型駆逐艦(2016型ソナーへ後日換装)
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