1827年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 18:13 UTC 版)
新古典主義のリーダーとして期待を集めるドミニク・アングルが、大作『ホメロス礼賛』を出品した。古代ギリシャの詩人ホメーロスを頂点に、17世紀古典主義の代表的画家ニコラ・プッサンを配するなど、古代からルネサンス、古典主義と受け継がれてきた正統な芸術を継承することを示した作品である。 ドラクロワは、イギリス旅行から帰国後、1827年のサロンに『サルダナパールの死』など7点を出品して、ロマン派の中心的画家とみなされるようになった。 一方、風景画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローがイタリア留学中に『ナルニの橋』と『ローマ近郊の田園』をサロンに送り、初入選を果たした。 ドミニク・アングル『ホメロス礼賛(英語版)』1827年。386 × 512 cm。ルーヴル美術館。 ウジェーヌ・ドラクロワ『サルダナパールの死』392 × 496 cm。ルーヴル美術館。 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー『ナルニの橋(英語版)』1826年。油彩、紙・キャンバス、34 × 48 cm。ルーヴル美術館。 ルイ・レオポルド・ロベール『マドンナ・デラルコへの巡礼』1827年。油彩、キャンバス、142 × 212 cm。ルーヴル美術館。
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