1230形(ダブス製1200系)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:23 UTC 版)
「国鉄1200形蒸気機関車」の記事における「1230形(ダブス製1200系)」の解説
本形式は1896年に讃岐鉄道が、2両を導入した1200形の同系機である。先に導入したA2形の増備として、A3形(9, 10)となった。1904年に讃岐鉄道は山陽鉄道に併合され、同社の31形(140, 141)に改称された。 国有化後の1909年には、1230形(1230, 1231)と改番されたが、1913年(大正2年)に除籍され、両車とも養老鉄道(初代)(→揖斐川電気)に譲渡され、同社の11, 12となった。後に車庫の火災によって焼損し、廃車となったが、1925年(大正14年)3月に水戸鉄道(2代)が譲り受けて復旧し、同社の21形(21, 22)となった。水戸鉄道は1927年に国有化され、再び国有鉄道籍となったが、元の形式には戻らず、1710形(1710, 1711)とされたが、現車の標記は21, 22のままであったようである。 1929年には2両とも出石鉄道に譲渡され、21, 22のまま使用された。しかし、21は1938年に廃車解体され、22も1944年5月の営業休止にともない三菱重工業の水島航空機工場専用鉄道に譲渡され、2となった。
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