フラットアウトとは? わかりやすく解説

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フラットアウト

英語 flat-out

踏みっ放しべた踏み、という意味で、アクセル緩めず踏みつづけること。スロットル開度を表現する言葉。フラットアウトは、アクセルペダルいっぱいまで踏み込んだいわゆる全開の状態。しかも、その状態を一瞬ではなくある程度時間継続するような状況で使うことが多い。フラットアウトに対してアクセルペダルコントロールしている状態を、ハーフスロットルパーシャルなどと表現する

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

フラット・アウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/07 05:08 UTC 版)

フラット・アウト
ジョン・スコフィールドスタジオ・アルバム
リリース
録音 1988年12月 ニューヨーク A&Rレコーディングス[1]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル グラマヴィジョン・レコード
プロデュース スティーヴ・スワロウ
専門評論家によるレビュー
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
ラウド・ジャズ
(1988年)
フラット・アウト
(1989年)
ギタリストの肖像
(1990年)
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フラット・アウト』(Flat Out)は、アメリカ合衆国ジャズギタリストジョン・スコフィールド1989年に発表したスタジオ・アルバム

背景

スコフィールドは当時、1986年よりデニス・チェンバースらと共に活動してきた自身のグループの活動を休止し、アコースティック色やニューオーリンズファンク色の強い音楽性を追求していた[2]。本作ではミーターズの「シシー・ストラット」、ヒューイ・"ピアノ"・スミスの「ロッキン・ニューモニア」といった、ニューオーリンズR&Bの楽曲がカヴァーされている[3]。なお、スコフィールドは過去にニューオーリンズでギグを行った際、本作でサイドマンを務めたジョニー・ヴィダコヴィッチ英語版と共演したことがあり、当時の印象に関して「スネアドラムを片手でバンジョーのように演奏して、たった一人でストリートのパレードそのものを体現していた」と語っている[4]

LPは9曲入りだが[5]CDは「フラット・アウト」が追加されて10曲入りとなり[1]、曲順も異なる。スコフィールドは本作を最後にグラマヴィジョン・レコードを離れ、ブルーノート・レコードに移籍した[6]

反響・評価

アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで3位に達した[7]スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼の特徴であるディストーションのかかったサウンドに反して、スコフィールドが演奏するソロの中には、ほぼバップ的と呼んでいいものもある」と評している[6]

トラック・リスト

特記なき楽曲はジョン・スコフィールド作。

LP

サイドA

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「Cissy Strut」(Art Neville, Leo Nocentelli, George Porter, Jr., Ziggy Modeliste)    
2. 「Secret Love」(Sammy Fain, Paul Francis Webster)    
3. 「All the Things You Are」(Oscar Hammerstein, Jerome Kern)    
4. 「In the Cracks」    

サイドB

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「The Boss's Car」    
2. 「Science and Religion」    
3. 「Softy」    
4. 「Evansville」    
5. Rockin' Pneumonia(Huey "Piano" Smith)    

CD

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「シシー・ストラット - Cissy Strut」(A, Neville, L. Nocentelli, G. Porter, Jr., Z. Modeliste)    
2. 「シークレット・ラヴ - Secret Love」(S. Fain, P. F. Webster)    
3. 「オール・ザ・シングス・ユー・アー - All the Things You Are」(O. Hammerstein, J. Kern)    
4. 「イン・ザ・クラックス - In the Cracks」    
5. 「ソフティー - Softy」    
6. 「サイエンス・アンド・リリジョン - Science and Religion」    
7. 「ザ・ボスズ・カー - The Boss's Car」    
8. 「エヴァンズヴィル - Evansville」    
9. 「フラット・アウト - Flat Out」    
10. 「ロッキン・ニューモニア - Rockin' Pneumonia」(H. Smith)    

パーソネル

トラック・ナンバーはCDに準拠。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d John Scofiled - Flat Out (1989, CD) | Discogs
  2. ^ 2014年再発CD (WPCR-28130)ライナーノーツ(熊谷美広、2014年10月)
  3. ^ HOME ENTERTAINMENT/RECORDINGS: RECENT RELEASES”. The New York Times (1990年1月7日). 2019年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月14日閲覧。
  4. ^ Stern, Chip (2019年5月31日). “John Scofield: Will the Real John Scofield Please Stand Up?”. JazzTimes. 2020年5月14日閲覧。
  5. ^ John Scofiled - Flat Out (1989, Vinyl) | Discogs
  6. ^ a b Yanow, Scott. “Flat Out - John Scofield”. AllMusic. 2020年5月14日閲覧。
  7. ^ John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月14日閲覧。

外部リンク



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