金沢小絞【カナザワコシボリ】(観賞樹)
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登録番号 | 第14509号 |
登録年月日 | 2006年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | つばき | |
登録品種の名称及びその読み | 金沢小絞 よみ:カナザワコシボリ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 千田清司 | |
品種登録者の住所 | 石川県金沢市高畠1丁目246 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 千田清司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「羽衣」に「春の台」を交配して育成されたものであり、花はピンク白色で濃ピンク色の小絞りが入り八重咲きの大輪となる切枝及び庭園向きの品種である。樹形及び樹高は普通、枝の太さ、分枝性及び節間長は中である。葉形は長楕円形、葉の大きさは大、葉姿は平ら、先端の形は鋭尖形、葉脚の形は鋭脚、色は緑、光沢は有、厚さは中、葉縁の形は鈍い細鋸歯、葉柄の長さは中、葉柄及び葉の毛は無である。花及び花形は八重咲き、着き方は上向き、大きさは大輪である。花色区分は複色、花色(地色)及び内側の花弁の色はピンク白(JHS カラーチャート0401)、複色花の区分は絞り、絞りの区分は小絞り、斑の色は濃ピンク(同0413)である。外花弁の形は倒卵形、弁脈は無、弁縁の形は桜弁、花弁数は10~19、外花弁の曲り方は平滑である。つぼみの形は円尖形、雄ずいの形は筒しべ、花糸の色は淡黄、葯の色は黄、花弁と雄ずいのゆ着はしない、子房の毛は無、子房の室数は3、花の香りは無である。開花期は春咲きである。「春の台」及び「唐錦」と比較して、花弁がピンク白の地色に濃ピンクの小絞りが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和55年に出願者のほ場(石川県金沢市)において、「羽衣」に「春の台」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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