HIV感染症の診断法
【概要】日本エイズ学会ではスクリーニング検査法の改良と、急性HIV感染症とHIV-2感染症の問題から、つぎのような手順を推奨している。 (1)HIV-1/2スクリーニング検査を実施する。 陰性→非感染、またはウインドウ期。 陽性または保留またはウインドウ期が疑われるものには確認検査を実施する。 (2)HIV-1確認検査はウェスタンブロット(WB)法とRT-PCRを同時に行う。 両者が陽性→HIV-1感染者 WB法保留でPCR陽性→急性HIV-1感染者 WB法陰性でPCR陽性→急性HIV-1陽性者、さらに2週間後に再検査 WB法陰性/保留でPCR陰性→さらに2週間後に再検査で再確認し、陰性ならスクリーニング検査は偽陽性と判定。ただしHIV-2確認検査を行う。
【文献】 日本エイズ学会誌 2003;5(2):136-140
《参照》 HIV-1、 HIV-2、 急性HIV感染症、 HIV抗体、 スクリーニング検査、 確認検査、 ウインドウ期、 ウエスタンブロット法、 PCR法

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