HIV-1
【概要】 世界の大半をHIVの大きなグループ。西アフリカやヨーロッパに一部あるのはもう一つの亜種でHIV-2型である。HIV-1はさらに3つのグループに別れ、そのうちのグループMは、さらにサブタイプが細かく別れる。
【詳しく】 遺伝子の配列をできるだけ大きな範囲で読み込んだデータをもとに、「配列で良く似たものは進化上類縁関係にある」という近接結合法Neighbor-Joining法(NJ法)で系統樹をつくる。このような系統分類であるが、感染の地域や感染経路の推測にも利用される。

HIV-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:12 UTC 版)
「ヒト免疫不全ウイルス」の記事における「HIV-1」の解説
HIV-1は、塩基配列により以下の4つのグループに分類される。 Group M (Major) 世界的に分布しているウイルスの多くがグループMに属し、A、B、C、D、E(のちに組換え体であるCRF01_AEであることが判明。純粋なEは未発見)、F、G、H、J、Kの10のサブタイプ (CRF: circulating recombinant form) が存在し、15種類が確認されている。日本での感染者の主なサブタイプは、サブタイプBとCRF01_AEであり、サブタイプBがおよそ75%、CRF01_AEが20%、残りがその他のサブタイプとなっている。 Group O (Outlier) 西アフリカや中央アフリカで主に認められる。 Group N (non-M/non-O) 1998年にカメルーンでの感染者に発見された。 Group P (pending) 2009年、フランス在住のカメルーン人女性に、ゴリラ由来のHIV-1とみられる新種が発見された。
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