齋藤孝の指摘とは? わかりやすく解説

齋藤孝の指摘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 22:53 UTC 版)

コミュニケーション能力」の記事における「齋藤孝の指摘」の解説

コミュニケーション単なる情報知識やりとりだと思ったりすると、コミュニケーションには失敗してしまう。仕事相手ですら、情報同時に感情わかちあい行われており、それを意識している人とそうでない人では、結果大きな違いがでる。仕事初顔合わせする相手とまず食事を共にしたりすることが行われているのは、感情共有するためである。 相手伝えようとしている意味を、自分はしっかり受け取っているのかと自分問いかけ自分理解した内容反復したり、相槌適切に打ち、それに対す相手反応を見ることで、自分相手誤解してしまっている部分自己修正しつづけることが大切で、それによって信頼関係深まってゆく。 最近学校教育流行っているディベート形式訓練は危険で、論理至上との思い込みを生み、相手言いたいことを理解せず相手揚げ足取りをしたり、弱点攻め立てたり論理すりかえる習慣がついてしまう。このような小細工が役立つ場面せいぜい裁判ぐらいしかなく、普通の社会人仕事ディベート能力で行うものではない。もしもディベート流に、論理すりかえたり相手やりこめたりすれば、トラブル発生する本当に求められている能力は、相手言いたいことを的確につかみとる能力であり、さらには相手言葉足らずうまく表現しきれていないことまでも洞察し「おっしゃりたいのは...ということですね」と(肯定的に相手提案する能力もあると良い自分言いたいことがしっかりと受け取られている、と感じることで、人は信頼感持ち次の段階へ前進してゆくことができるようになる

※この「齋藤孝の指摘」の解説は、「コミュニケーション能力」の解説の一部です。
「齋藤孝の指摘」を含む「コミュニケーション能力」の記事については、「コミュニケーション能力」の概要を参照ください。

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