麟 (織田信長の花押)とは? わかりやすく解説

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麟 (織田信長の花押)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 10:00 UTC 版)

織田信長は、永禄8年(1565年9月頃から文書(りん)の字をかたどった花押を使用するようになった[1]


  1. ^ a b c 足利様の花押とは、足利将軍家の花押を模倣したもので、室町時代には武家の間で広く用いられた[6]
  2. ^ 石崎は、「麟」字型花押と徳川家康など所用の明朝体花押との連続性を指摘する茶道史研究(小田榮一『茶人の花押』河原書店、1991年。)を紹介している[15]。しかし、平行する上下2本の線という明朝体花押の特徴が認められないとして、石崎はこの説を否定している[7]
  3. ^ 横に長く、下向きにカーブするという「麟」字型花押の特徴については、16世紀近江美濃越前で流行した花押の形状を取り入れたものであるとも理解できる[16]

出典

  1. ^ a b c d e 池上 2012, p. 33.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 佐藤 1988, pp. 191–197.
  3. ^ a b c d e 山本 2017, p. 146.
  4. ^ a b c 石崎 2003, p. 85.
  5. ^ a b c 石崎 2003, p. 87.
  6. ^ 佐藤 1988, pp. 23–24.
  7. ^ a b c 石崎 2003, pp. 86–87.
  8. ^ a b c d e f g h i 高木 2014, p. 45.
  9. ^ 佐藤 1988, p. 10.
  10. ^ a b c d 佐藤 1988, pp. 179–181.
  11. ^ a b 石崎 2003, pp. 85–88.
  12. ^ 佐藤 1988, pp. 42–45.
  13. ^ 佐藤 1988, pp. 197–199.
  14. ^ a b 柴辻 2016, p. 51.
  15. ^ 石崎 2003, pp. 85–86.
  16. ^ a b 石崎 2003, p. 86.
  17. ^ 佐藤 1988, p. 93.
  18. ^ 金子 2014, p. 267.


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